So-net無料ブログ作成
2019年08月 | 2019年09月 |- ブログトップ
前の10件 | -

伝説の怪奇を補充して、自分の中の常軌を掻き乱す。 [日常]

IMG_6354.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。ホラー漫画家、日野日出志先生のリバイバルコンビニブックスが近所のファミマで4冊鎮座していたので、即購入しました。2,000円。普段コンビニでウィルキンソン炭酸ぐらいしか買わないので、ひさびさに札を出したので新鮮な感覚です、しかも2枚。二千円札のことを一瞬思い出しました、まあすぐに霧散したのですが。コンビニブックスはありがたいですね。特に「古い作品」というと失礼ですね。えーと、伝統ある作品、発刊年が昔の作品はAmazonでもプレミアが付いていたりしますので、とても嬉しいです。日野先生の「蔵六の奇病」なんて5万円くらいしましたよ。

今回購入したタイトルは、地獄の子守唄、毒虫小僧、赤い蛇、魔鬼子。赤い蛇は既に持っているので被っているのですが、6冊並んだ状況の本棚を想像したら買わない理由が見つからない!ということで、振り落とすことができませんでした、いい眺めだなあ。地獄の子守唄はやばいですね。日野日出志先生が登場するいわば独白スタイルです。虐待されて育った子がある時から「空想するだけで人を殺せる能力」を身につけて、次々に人を殺めるという吉良吉影も真っ青のスタンド能力を解き放つ話です。まあこの子の境遇はすごく不遇だったりするのですが、逆恨みで人を殺めたりするので、共感しちゃダメ、絶対。

ラストがトラウマものでして、読者を指差して「きみが死ぬ番だ!」と宣言されます。しかも3日後という期限付き。長すぎず短すぎず、いや現代っ子たちの体感スピードに変換すると24時間ぐらいが妥当ですかね。とにかく、楽しみに読んでくれた読者を震えさせるという手法がディモールト・ベネ。もちろん当時は、出版社にものすごく抗議の電話とかきたと思うのですが、それだけ漫画に力があった時代なんじゃないかなと思うのです。今はネットで手軽に無料コンテンツに触れられますが、誤解を恐れずに言えば、ネットのない時代におけるコンテンツはより洗練選択されたものであったろうと想像します。

生きる伝説の怪奇漫画家。その作品は、今もなお新しい読者を捕まえているに違いありません。


nice!(0) 
共通テーマ:旅行

街角に氷山の一角が登場する。 [映像]

IMG_6337.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。原宿のNORTH FACE店で開催中の石塚元太良 Glacier Diary Icy Bay展が本日最終日です。今回の展覧会はもう10年以上にわたってアラスカの氷河をモチーフに写真を撮り続ける石塚氏の最新作になります。店舗入り口には、神々しい程のラムネ色を放ちながら連なる氷塊のワイドな写真が掲げられています。店内にもいくつかの写真が掲示されていて、500部限定で発行された写真集も販売されていましたよ。元さんの写真展に行き毎回思うのが、圧倒的な自然の力、存在感。人が見ている、ましてや写真を撮っていることなど御構い無しに、当然そうなのですが、そこに「有る」というだけ感が半端ないです。無機質なのに、誇らしい、ノーブルですらある。そんな自然に出逢わせてくれる元さんの写真が好きですね。

写真集は「氷河日記」なので、これらの撮影紀行を臨場感たっぷりに知ることができます。旅の随行者としてその緊張やワクワクや、焦燥や落胆をつぶさに感じ取ることができます。元さんの文を読むと、何はともあれ魚を釣りに行き、飯盒炊飯をしたくなるのはなぜだろうか。おそらくそれは、この日記(過去の2冊も含めて)を読むと、食べるという営みが文明から切り離された生活において、いかにエンターテイメントであり、貴重な喜びの瞬間であるかを感じるからだと思います。元さんは被写体にアタックする際は自前のカヤックを使うので荷物が極端に制限されます。何日か野営をして、ポイントに到達するのですが、そこまでの食料はギリギリに制限されます。そんな中でも、いかに楽しく食事を取るか。最優先事項な気がしませんか?あ、一番はもちろん、撮影結果ですがね。

今回NORTH FACEの店舗で展覧会が実現したことには、元太良さんが同ブランドのカタログの写真も手がけているからというのが大きな理由だと思います。そのカタログで見た写真はスイスのマッターホルンだったろうか。旅に対する憧憬を掻き立てられるのは間違いない。写真家という職業と、普段写真を撮る我々との違いはどこにあるのだろうか。失礼を承知で言えば、僕らは誰しもシャッターを切れる。それこそ、写真家以上に日々多くの枚数を撮るカメラを使う方々も多いだろう。待て待てそれじゃあ、写真家は日常的にスナップを撮らないというのか。そんなことはないだろう。でも写真家は何かを撮りたいという確固たる欲求があるはずなのだと思う。日常を切り取るのではなく、それが自分に切り取られるために有ると思えるそんなモチーフ。それを見つけることができる人が写真家なのではないでしょうか。

そんなことを感じて、購入したホームレスが写るノースフェイスのパーカーを握りしめました。
nice!(1) 
共通テーマ:旅行

芸の肥やしの紙頼み。 [涙活]

IMG_6331.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。先日、寄席芸人伝の1巻2巻をご案内したのですが、3から5巻まで継続購入して話し足りないのでトピック再燃です。いやあ、この本面白いですわぁ。何が良いって、登場人物は架空の方々なのですが、物凄い生き生きしているんですよ。時代設定も絶妙で、戦時中だったり、戦後間もない頃だったり、日本が復興して演芸が元気な頃だったりと、一定の時代の枠の中で、実に様々なバックボーンの噺家、芸人にフォーカスをあてています。人生ドラマだなあ。キャバレーのお姉ちゃんのヒモになったダメダメな前座の小僧が、成長してやがて真を打つ様になると、自分を引っ張って来た女性は年を重ねて需要が無くなり立場が逆転していく…。女性の決断とその噺家のセリフにもうね、涙が出て来ました。絵はコミカルなんだけど。

ストーリーがいいことが最大のオススメ点ですが、次点として「落語用語が覚えられる」のも嬉しい点です。ワリ=給金とかフラ=持って生まれた笑いの質とかセコキン=反応の悪い客とか。その他、ここではちょっと書くのを躊躇われる隠語もあったりして、一人ほくそ笑んでしまいます。現代に流通している言語なのか定かではありませんが、その独特の言い回しから、時代と心意気を学んでいる気がしますね。主人公だけじゃなくて、その周りで主人公をけなしたりする、ガヤキャラクター達も秀逸。なんだろう、どことなく赤塚不二夫さんを読んでいる気にさせるタッチです。コミカルなんだけどやっていることはシリアスに人生ドラマ。だから嫌味なくスッと入って来やすいのかも知れないですね。落語漫画の枠に止まらない名著と認識しておりますよ、エエ。

この本は、割と入手困難本に指定されていて、それでも別の出版社やムック版もあるようなので多様に手に入れられます。Amazonで探すと真っ先にKindle版がリスティングされてくるんですが、こういう本はやっぱり紙だと。やっぱり端が茶色がかって来ているぐらいの古本が、味があって良いと思うんですよね。何が何でも真っさらな新しい本の方がベターということはないです。寄席芸人伝は確実に「古本」の方が読んでいる雰囲気が良く、ストンと落ちる。綺麗すぎるのも考えものだということですね。本は中身によって、その外見が変わっていくことに、オリジナリティが出るということに気づけませんでした。落語漫画だと、昭和元禄落語心中がありますが、あれちょっとBLっぽいタッチが苦手なので、、、アニメが好きでしたよ、面白かった助六さん。

カルチャーから伝統を識る。日本ならではですね。

nice!(1) 
共通テーマ:旅行

まくらの数だけ、心地いい噺がある。 [涙活]

IMG_6320.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。まくらをご存知ですか?「は?泣石家の奴、この暑さで頭がイカレテしまったんじゃぁないか?」「決まってるじゃん、寝るときに頭の下に敷くクッションだろ!」と期待どおりの答えとリアクションを勝手に想像してありがとうございます。いいえ、僕がお尋ねした「まくら」は違います。ご存知の方も多いとは思いますが、あらためて説明をさせていただくと、落語のネタに入る前のお話です。ちょっとした時事ネタ、世間話みたいなものから、言い伝わっている小話、定番の言い立てなんかが繰り出されますよ。

それこそ時事に明るい噺家さんたちは、面白おかしく時事ネタを弄り、笑いに変えていきます。まくらでお客さんの反応を伺うんですね。(お、今日のお客さんはよく笑う、やりやすいね)、(うーん、今回のお客さんはセコキンだね、難しいわあ)と。あ、セコキンというのは落語の隠語で、「笑わない客」のことを言います。と、偉そうに解説していますが、先日覚えて使いたかったのでご勘弁。まくらでお客との距離を測るなんて、ボクサーでいえばジャブですな。このジャブの応酬にどう対処するか、落語を聴くお客の方も試されている瞬間ですなあ。

そんな「まくら」にも噺家さんの色が出るのは当然でして、今回ご紹介するのは、春風亭一之輔師匠のまくら本。ガラケーで書いたというその技量(細かい文字を打つ)もさることながら、内容ですよ、筆舌に尽くし難いほど面白い。どこまで狙っているんだろうというぐらいのボケが入っていて、まくらだけで十分に笑ってしまうまさに漫談のような導入話なんです。そこから自然に「スーッ」と本題に入って行くるからまた唸る。この本を読んでいると、一之輔師匠が、普段どこに意識を持っていき、何を拾っていきているのかというのがわかる気がしました。

「春風亭一之輔 いちのすけのまくら」笑気かぐわしい、一冊です。


nice!(0) 
共通テーマ:旅行

日本のスイーツは世界の舌に刺さるはずだ。 [日常]

IMG_6191.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。大学生を過ぎたあたりからずっと今まで、無性に好きなスイーツがあります。みはしの「クリームあんみつ」です。もう何がやばいって全てですね。どうやって保存されているんだ?ってぐらい角がピッしと立っているアンコに、6回は最低トグロを巻いてくれるソフトクリームに申し訳なさそうに入っているオレンジの色彩みかん二つぶ。さらにドグドグの食感がたまらない寒天さんとコンビの黒蜜どん。まさに芸術の器。小さな物語が演じされるようなそんな世界が腕の中に広がっているのですよ。ヨダレズビィィィ!

よく行くのは上野のアトレ店。その名の通り上野駅のアトレにあります。本店の落ち着いた雰囲気が好きなんだけど、ヨドバシカメラ舐めつつの、結構距離があるので、ハイパーウルトラースーパーサンダービジネスマンを目指す僕としては、駅から近いアトレ店ですね。外周は全面ガラス張りで、列がガラスに沿って並ばれるので視線とプレッシャーを物凄く感じるのだけど、そんな視線を浴びながら、優雅にゆっくり味わうと言うその比較というか、ギャップがまた堪らない優越感を味あわせてくれるんです。あ、そこまで意地悪くはしないですよ、ええ。

甘いものを食べて、ホッとひと息つくのにオススメのスポットです。
nice!(1) 
共通テーマ:旅行

記憶に残るあの味は、脳が欲している証拠なのだ。 [日常]

IMG_6316.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。最近見直している力の源がこちらです。森永コンビ、大粒ラムネとENERGY IN ラムネ味です。これ買うと大抵店員さん「ラムネ好きなんだなー、この人。大人なのに」という顔で見てくるからたまりませんね。パッケージに大人もはまる!と書いてあるのだし、いいじゃないラムネ。いや、ラムネってブドウ糖の塊やーんと思いますけど、脳にエネルギーを入れるにはブドウ糖が一番早いし、なんか薬っぽい形状とゼリー状の2種類で攻められると加速度的に脳内に浸透しそうで、好きです。レッドブルよりもこちら。

ラムネって、あの色がいいですよね。なんだろう、自然界には存在しない、ブルーともいえない、グリーンまで行かない、絶妙なバランスのあの色。なんて言うんだろう、もはやラムネ色でいい気がする。クライアントに色校正とか持ってって、「ここってもっとラムネですかね」「ああ、そうだね、ややラムネだね」そんな会話も成立している気がする。ラムネすごいなあ。縁日の王様でもありますよね。あの瓶の中にビー玉入っているあれね。なんで入っているのか、いまだによくわからなくて、あれ、結構飲みづらいですよね、なんか玉が液体を遮るみたいな。

といわけで、皆さんも脳に糖を速攻入れるならこのペアオススメです。
nice!(0) 
共通テーマ:旅行

親父にもぶたれたことないのに!って今の子達わかるのかしら、気持ちが。 [日常]

IMG_5993.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。どんなインプットをしていますか?僕の場合はカテゴリが4つあって、漫画、映画、本、芸能芸術です。音楽は芸能芸術に入ります。この4つを毎月何かしらの新しいコンテンツとしてインプットしようと日々過ごしています。最近達成できないのが映画ですね。昔はめちゃくちゃ観まくってましたが、子育てが始まってからまず家で観ることがなくなりました。劇場で見るにしても奥さんとネゴシエーションがありますからね(笑)それを突破してまで観たくなる作品に最近出会えてないわけですよ。「君の名は」くらい。

IMG_5992.jpg

そんな中、芸能芸術も入れな!ということで先日「機動戦士ガンダム シネマコンサート」に行きました。初代ガンダムの映画版ストーリー映像に合わせて「オーケストラの生演奏」を聞くという贅沢な催しです。というか、最初このイベントを知った時、ガンダムの各シーンに出てくる有名音楽の数々を「生音」で楽しむ会だと思っていたら、映画版をさらに短縮した映像に乗せて、BGMを生オケでやるというなんとも奇天烈な会なのでびっくりしましたよ。最初に挨拶で登壇した冨野監督が、「セリフ聞きづらいからね」と断わったんだけど、その通りすぎ!

アムロが「ガンダムいきまーす!」のところや、カイのガンキャノンが「俺だって!俺だって!」というところとか、セリフ聞きたいんだけど聞けないもどかしさが醍醐味のコンサートでしたね。マチルダ・アジャンが出てきたシーンも良かった。15歳のアムロが年上の女性であるマチルダさんを見るあの憧れの眼差しと、そのアムロを見てやさぐれるフラウ・ボウの関係性とか神ですね。音楽全く関係ないのですが、映像も改めて見て楽しめた会でしたよ。あ、会はカイ・シデンじゃないですからね、悪しからず。とかく僕はランバラルが好きですね。

ロビーでは原画も飾られていました。そういえば40周年記念の本、欲しかったなあ。
nice!(0) 
共通テーマ:旅行

落語を一日一話嗜むバイブルとは。 [涙活]

IMG_6312.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。落語の話にはそれぞれ合った「季節」があるっていうのをご存知ですか。俳句だったら季語があるじゃぁないですか。落語は話の中に季節を感じる描写やセリフが出てくるというわけです。子ほめだったら新年の話だったり、大山詣りは夏の話だったり、うどん屋だったら12月の話だったり。これらの噺を聞くと、ああそうだよなあ、もうそんな季節だよなあなんて思ったりします。と偉そうなこと言って、高座でかかる話、すぐに季節がわかるのなんて、そうそうないですがね。うーん「夏泥」くらいかしらん。

そんな季節を知ることができるバイブルがあります。春風亭正太郎先生のお師匠「春風亭正朝」師匠監修の「落語一日一話」です。この本、驚くことなかれ365日全ての日に一話ずつ、落語を割り付けています。古典落語の数は演じられているのが200〜300。誰もやらなくなっているものも入れると500〜800とも言われています。新作も日々生まれているので、正確な数は誰にもわからない様です。立川流は二つめに上がるためには50席覚えないと試験を受けられとドラマ「赤とんぼ」を見て知りました。50でもすごいのに、800とかわけわかりません…。

本書では、メジャーどころの話を中心に日めくりカレンダー的に楽しめる内容になっています。落語のあらすじはもとより、サゲだったり音源の話だったり誰が元ネタを作ったかだったりと、本筋のみならず周辺情報まで入って充実の1話を提供してくれるのです。日々のうんちくとしてだけでなく、寄席のお供にも重宝します。あれー、さっきのネタなんだろうー?なんて時、パラパラパラと字引き。スマホで検索ー?ノンノンダーリン!やっぱり落語会では紙ですよ紙。あの雰囲気の中でパラパラとこの本をめくるのが粋ってもんです!いや素人っぽいけど(笑)

とにもかくにも、側に置いておきたくなる1冊であることは間違いないです。


nice!(0) 
共通テーマ:旅行

秋の香りの中で、春の風を感じるのが乙な生き方さ。 [涙活]

IMG_6266.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。春風亭一之輔師匠のおもしろ落語入門に続き、「おかわり!」も拝読いたしました。表紙は一之輔師匠のおかわり!シーンがどアップですよ。もうね、あたたかいご飯をついで差し上げたい気持ちでいっぱいですよ。師匠は迷惑だと思いますが…。山口晃さんの絵がまたいいんですよね。ちょっと昔ですが、浮世絵風に六本木ヒルズとか描いた作品ご存知ですか?あれ、やばいですよ、SFチックな温故知新。トータルリコールの世界ですね。あんな変態的な(いい意味ですよ!)アーティストと一之輔師匠の本、最高です。

前作は、転失気、鈴ヶ森、初天神、堀之内、あくび指南、長屋の花見に井戸の茶碗。もうね、このラインナップの師匠の音源聴いてヤバイですね。最高です。井戸の茶碗以外は聴いてますね。どれぐらい好きかというと、鈴ヶ森を第2期正太郎クラスで習っって、今期は「堀之内」に取り組んでいますよ。ミョーミョー!今作は、つる、桃太郎、かぼちゃ屋、粗忽の釘、化物使い、代脈、ラストに大根田芝浜ときてます。桃太郎と、化け物使いを聴いたこと無いですかね。桃太郎は子供にもわかりやすいネタだそうなので、ぜひ挑戦して息子に聞かせたいと思います。

さて、これらの二つの本。一之輔師匠の語り口が楽しめる地の文はもとより、注目したいのはその後の「ひと口解説」なんです。ここで師匠の皮肉屋の一面が見られたりするので、ニヤリとします。もちろん、きちんとしたネタの背景説明があったり、演る時期の話だったり、そんなこぼれ話も満載なので素直な方にもオススメのコーナーですから悪しからず。この2つの本に、ぜひともサインをいただきたい!その願いは、この本のネタを全て覚えたら叶うような気がしています、勝手に(笑)芝浜がある限りキツイなあと思いつつ…。いつかは必ずと。カラカラ。

面白いので、ぜひ読んで見てください。もちろん落語をご存知ないから、特にオススメですよ。




nice!(0) 

落語の世界に助けられる日常。 [涙活]

IMG_6265.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。5代目 柳家つばめ師匠著の「落語の世界」読まれましたか?落語界の入門書と言っていいほど、概要を知るのに最適な一冊です。先日、 NHKのテレビ番組、落語ディーパーの新シーズンが始まりました。ラジオやポッドキャスト、iTunesでもすぐに落語を聞きたいなと思ったら、楽しめる環境が容易にあります。しかし、その噺は聴くごとに理解を増したとしても、落語の世界がどのように構築され、噺家はどんな毎日を送りながらこの素晴らしい芸を届けてくれるのか、それは噺を何度聞いても見えてこない部分だと思います。

本書はそんな裏話的な落語の楽屋周りを全体的に紹介してくれます。入門から真打昇進まで、どんな世界が待ち受けているのか。そしてまた、その周辺世界で落語家がどんな思慮、思惑に暮れるのか。直接聞かないとなかなか知り得ないだろうことだらけです。いや、お給金のことなんて直接聞くこともなかなか難しいと思うので、それ以上の情報が載っていると言っても過言ではありません。もちろん、5代目は昭和3年生まれなので、いろんなことを現在の価値に換算することも必要ですが、伝統芸能の世界に流れるDNAといいますか、細胞といいますか、それらは健在なはずです。

落語は「人間の業の肯定」と、故 立川談志師匠はおっしゃいました。にわか落語好きには、未だなんのことだか、皆目検討はついていません。ただ、落語を勉強して演目を覚えるよう取り組むと、主人公の内面に自分を見る時があります。そして主人公がどんなに浅ましいこと、ふざけたこと、時に犯罪に手を染めたとしても「わかる、わかるなあ」と感じることがあります。もちろん犯罪は良くないことですよ!(笑)落語は、悲劇に落ちて行く中にも救いがあり、笑い飛ばして明日をみる。世の中大したことなんてないよ、と深刻になりすぎな現代のボルトを緩めるスパナのような役割を担っている気がしています。


nice!(0) 
共通テーマ:旅行
前の10件 | -
2019年08月 |2019年09月 |- ブログトップ