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圧倒的な自然という病魔に、写真家はシャッターというメスで立ち向かう。 [映像]

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こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
4月11日(火)〜本日16日(日)20時まで表参道はスパイラルガーデンにて開催していた石塚元太良さんの展覧会「panorama」に行ってきました。3月末までGallary916で展覧会「Demarcation」が行われていましたが、そこからわずか3週間程で次のプロジェクトがお披露目になるとは、その精力的な表現活動に敬意を評さずにはいられません。

前回のDemarcationで僕は、アラスカ原風景とパイプラインの異質感を存分に味わいました。そして、今回のpanoramaではその名の通り、圧倒的に長く広い質量の連続が展示されていました。特に氷河のウォールはヤバかったですね、6枚の大判を繋ぎ合わせたというその圧倒的な「面」の破壊力。もし実際にその現場でこの光景を目の当たりにしたら、自分は何を思うのだろうか、きっと絶望や冒険心や感謝や気合いなどないまぜになった感情が湧いてくるか、もしくはまったく何も感じない無に陥るのではないかと思ったのです。

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▲異なる風景をパイプラインがジョイントしている。

ずっと元さんの風景の写真を見ていると、途方も無い孤独感に襲われることがあります。それは圧倒的な自然を前にして、その写真の中に人がまったく映り込んでいないからかもしれません。そこに、人が同居したら成立しない瞬間なのだろうと勝手ながら想像していますが、だからこそ感じる巨大な自然という大きな渦というか四角中の中で、元さんは一人シャッターを切り続けるというのだから、どれだけ精神的にタフネスなんだと、感心ひとしきりです。きっと僕なら、恐くなってそのシャッターを押すことすらできず、すぐに街に帰りたくなるような気がします。

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年内?には新刊も構想されているようで、ますます楽しみです。
来場できなかった方、少しですが現場の雰囲気を感じてみてください。

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▲脚立に昇って360度の繋がった写真がみれる。

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▲実に17枚のプリントを繋ぎ合わせたそう。
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