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ぼくのわたしの思い出にジョーカーはあるか。 [日常]

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photo credit: GabrielaP93 242/365 - 6/7/2011 via photopin (license)
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
直木賞作家、向田邦子さんの「思い出トランプ」を読みました。テレビのシナリオライター、エッセイスト、小説家の顔を持つ向田さん。先日飲みに行った先での店のおかあさんと友人に「向田さん知らないの!?それはいかん」と言われ、あわてて帰りにAmazonで購入いたしました。便利な世の中ですよホント。

1929年生まれで、1981年に飛行機事故で亡くなっていたと知り、ああもっと長く生きて作品を生み出していただきたかったなぁと、遅ればせながら思った次第です。数ある作品の中で「思い出トランプ」を選んだのは直木賞作品である「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」が収録されているからです。

まだこちらの本しか読んでおらず、女史のことを多く語ることはできないのですが、あえて感想を述べるとすると、登場人物の男女間の悲喜こもごもが、生々しい息づかいで描かれていながら、どこか乾いた過去の日記を読んでいるようなそんな感覚に陥るなあと、思うのであります。人間の生の姿を嫌らしくなく、汚らしくなく、でも如実に描いている。僕はその誰もがすぐ側にいて、そこここにいる普通の人のように思えるのです。

きっと、人間のことが好きでたまらない方だったんだろうなと思います。
読後感がたまらないなあ。

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