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外国産の仁王あらわる。 [旅「アジア」]

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「プスー、プスー、プスー、ブビッ」尻とシートの間で小刻みなビートが続く。車内にぶちまける食生活への不満。出し終わると体が軽くなった気がした。両手を上げて大きく伸びをする。ふと、視界の端が異様な気を捉えた。振り向くとそこには怒りの化身「仁王」になったホセの姿があった。毛深い腕を胸の前でガッチリと組み、何かに耐えるような厳しい顔をしている。吊り上がった眉毛は明らかに不快感を表していた。僕はすぐに左を向くとリョウスケに耳打ちをした。「ホセを見てくれ。あれ、怒っている?」「え?」リョウスケの目だけがすーっと右端へ動く。「おい、お前何をしたんだ?」「屁をふきかけた」僕はボソッと言った。「おまっ、それは怒るだろ!きちんと謝れよ」焦る日本人のひそひそ声。やっぱりそうだよな、怒るよ普通。普段の僕なら気にも止めないのだが、ここは密室しかも異国の地で異国の人と旅行中。日本人の品位が誤解されたら僕のせいなのだ。




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